KRUG　クリュッグ1985

クリュッグはフランス北部、ランスにあるシャンパーニュメーカーの一つです。数あるシャンパーニュの中でも最高級で知られ、その品質に対する孤高のこだわりを証するかの如く「シャンパンの帝王」と尊称されます。また、その愛好家は「クリュギスト」と呼ばれ、世界各地に存在しています。イギリス王室御用達としても有名です。
現在の当主は6代目のオリヴィエ・クリュッグです。
1985年は1月に記録的な寒さに見舞われ、6月は多雨で気温が低く、7月以降はシーズンの最後まで暑さと嵐が時々あったものの晴れの多い年でした。これにより、収穫量は全体に少なかったものの、極めて質が高く、この年のワインのバランスは高い評価を受けました。
1977年から2002年までメゾンの社長を務めたアンリ・クリュッグは、その特徴の強さから1985年はクリュッグ グランド・キュヴェのリクリエーションが最も困難な年と考えていました。現在、クリュッグ 1985は、クリュッグ コレクション1985として、豊かさと強さ、そして新鮮さとバイタリティが組み合わさったシャンパーニュへと進化を遂げました。
クリュッグ コレクション1985は、濃厚で深くて幅広い、たくさんのフルーツアロマが香る30の等級のワインをブレンド。ピノ・ノワール（48%）、シャルドネ（30%）、ムニエ（22%）が、ワインのバランスとクオリティで卓越したこの非常にユニークで独特のシャンパーニュを構成しています。