加藤渓山作、砧青瓷友禅斎座像を買取り致しました。
買取した品 | |
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置物 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 東京都三鷹市井の頭 |
買取参考価格 | 12,000円 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
三鷹市井の頭のお客様より遺品整理の際にお電話をいただきましてお伺いさせていただきました。
今回買取り致しましたものは加藤渓山作、砧青瓷友禅斎座像です。砧青磁とは、南宋時代(1127~1279)に浙江省龍泉窯でつくられた青磁のうち粉青色の上手のものを日本で「砧手」と呼んだところからこの名があります。 素地は灰白色で、釉薬は厚く掛けられていて、釉肌は粉青色と呼ばれる鮮やかな青緑色をしています。
その他、陶磁器など希少なお品をお売り頂きました。ご依頼くださいまして誠にありがとうございました。
二代加藤渓山 1913年~1995年
京都市出身 京都第二工業学校陶芸科卒
初代加藤渓山の長男として生まれる。
工業学校や次いで京都国立陶磁試験場にて釉薬、造形の基本技術を修得する。
1931年より、父の工房で作陶補佐を始めるとともに師事。
また、同年5代六兵衛の主宰する新興工芸会の会員となり、六兵衛にも指導を仰ぐ。
製作当初より帝展、京都府展などに作品を出品して入選を重ねており、
40年に商工省より技術保存者の認定を受けるなど、高い評価を受け、さらに戦後は1955年に
京都陶芸家協会設立会員となるなど、京都陶芸界において遺憾なく実力を発揮する。
63年、父の没に伴い、2代渓山を襲名・並びに窯を大山崎に移す。
初代から受け継いだ技法を基本に、独自に宋時代青磁の復元を追及し、
天龍寺青磁を代表的に飛青磁、牙白磁、紫青磁などの釉薬美を展開。
さらその磁器に浮彫の技巧で花弁や龍図などを加えた作品を多く残しており、
各地の高島屋にて個展を開催。