月岡芳年の浮世絵『鞍馬山僧正蹊牛孺麿撃刀練磨之図三枚続』を買取り致しました。
買取した品 | |
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浮世絵 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 東京都港区白金 |
買取参考価格 | 80,000円 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
港区白金のお客様より遺品整理の際にお電話を頂きましてお伺いさせていただきました。
今回買取り致しました作品は月岡芳年の鞍馬山僧正蹊牛孺麿撃刀練磨之図三枚続で魔王大僧正・牛若丸義経・喜三太が描かれています。珍しい妖怪の図柄が目を引くこちらの作品は動きの瞬間をストップモーションのように止めて見せる技法で昭和期以降に発展してきた漫画や劇画に通じるものがあります。様々な作風を持つ月岡芳年ですがその中でも大変希少な作品に出会うことができました。お問合せくださいまして誠にありがとうございました。
【月岡 芳年】
1839年4月30日(天保10年3月17日) – 1892年(明治25年)6月9日)は、幕末から明治中期にかけて活動した浮世絵師。姓は吉岡(よしおか)、のちに月岡。本名は米次郎(よねじろう)。画号は、一魁斎芳年(いっかいさい よしとし)、魁斎(かいさい)、玉桜楼(ぎょくおうろう)、咀華亭(そかてい)、子英、そして最後に大蘇芳年(たいそ よしとし)を用いた。
歴史絵、美人画、役者絵、風俗画、古典画、合戦絵など多種多様な浮世絵を手がけ、各分野において独特の画風を見せる絵師である。多数の作品があるなかで決して多いとは言えない点数でありながら、衝撃的な無惨絵の描き手としても知られ、「血まみれ芳年」の二つ名でも呼ばれる。浮世絵が需要を失いつつある時代にあって最も成功した浮世絵師であり、門下からは日本画や洋画で活躍する画家を多く輩出した芳年は、「最後の浮世絵師」と評価されることもある。昭和時代などは、陰惨な場面を好んで描く絵師というイメージが勝って一般的人気(専門家の評価とは別)の振るわないところがあったが、その後、画業全般が広く知られるようになるに連れて、一般にも再評価される絵師の一人となっている。