東洲斎写楽の役者絵等、コレクション品の浮世絵を買取り致しました。
買取した品 | |
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浮世絵のコレクション品 | |
買取方法 | 出張買取 |
お住まい | 東京都世田谷区 |
買取参考価格 | 280,000円 |
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。
スタッフからのコメント
世田谷区のお客様よりご自宅の建替えリフォームの際にお電話を頂きましてお伺いさせていただきました。
コレクション品の木版画・浮世絵の中には東洲斎写楽、歌川豊国、国芳など多数ございました。画題は役者絵、武者絵、相撲絵など様々あり、丁寧に査定をさせていただきました。保存方法は厚紙(マット)に一枚ずつおさめられており、桐たんすに収納されていました。そのため状態は良く人気の画題も複数ございましたので精一杯の査定をさせていただきお客様にご満足いただける価格にてお譲りいただきました。
貴重な品々をお売りくださいまして誠にありがとうございました。
浮世絵の語源
「浮世絵」の語の初出は、1681年(延宝9年)の俳書『それそれ草』での「浮世絵や 下に生いたる 思ひ草 夏入」である。
「浮世」とは、平安時代初期に見られる「苦しい」「辛い」を意味する「憂し」の連体系である「憂き」に名詞の「世」がついた「憂き世」が語源であり、一例として『伊勢物語』では「つらいことの多い世の中」という意味で用いられる。一方で、同時代の「古今和歌集」「後撰和歌集」「拾遺和歌集」の三代集では「世のうき時」「うき世の中」といった表現が多く未だ語句として定まっておらず、「うき世」が多用されるのは平安時代中期の「後拾遺和歌集」以降である。平安時代末期になると定めない無常の世という観念が付加され「浮き世」と表記されるようになるが、これには漢語「浮生」の影響もあったとされる。
中世末・江戸時代初頭になると、前代の厭世的思想の裏返しとして享楽的に生きるべき世の中と逆の意味で使われるようになる。そこから「浮世絵」に代表されるように当代流行の風俗を指す「当世風」といった意味でも用いられるようになる。
『柳亭記』(1826・文政9年頃)において、「浮世といふに二つあり。一つは憂世の中、これは誰々も知る如く、歌にも詠て古き詞なり。一つの浮世は今様といふに通へり。浮世絵は今様絵なり。」と説明している。